危うく書かないまま終わるトコでしたが、2月のこと、裸まつりの話の続きです。
大人の部の始まり~~~。
うちのダンナさん、過去に7~8回出場経験あり。
最初のきっかけは会社から強制的に、めちゃイヤイヤながらに。
でもその後、案外おもしろいという思いと、寒いからイヤっていう思いとが交錯しながら、
出たり出なかったり。
そして今年はまた会社から強制的に。
この日はうちの実家には兄の知人達で初参加の人たちがが10人ほど実家に来て出陣。
宝木投下が終わって数十分後、まず、そのグループの人たちが家に帰ってきた。
一人の人が枝宝木1本をゲット!!
枝宝木というのは、本物の宝木を投げる(午後10時)数分前に投げるんだけど
本物の宝木を作るときにできる廃材に、宝木と同じように香を炊き込め、願を掛けて、
5本束にして紙で巻いたもの。
たぶん、何十束か投げるんだと思います。
その人は、その5本の束を最初手にしたものの、周囲からどんどん手が伸びてきて、
結局バラバラになって奪われ、辛うじて1本だけ残ったそうです。
枝宝木を包んでいた紙も誰かに持っていかれ、手のひらには血がにじみ・・・でも幸せそう。
その後しばらくしてダンナが帰ってきて、なんと同じく枝宝木1本ゲット!!
でもこの人の場合、まず5本の束を手にし、同じように周囲から手が伸びてきたので、
自発的に4本をさっさと配ったって(笑)
で、包んであった紙と残りの1本を大切に自分のまわしの中にしまい込み、さっさと退散。
っが!!帰って見てみたら、その紙は見事に半分にちぎれてました(汗)
でもね、すごい人だなと思ったよ。
人間5本の束を手にしてしまったら、ついつい欲が出て、全部自分のものにしたいと思うはず。
ワタシもそうすると思う^^
でも、そうしたら、最初の人みたいに結果的に紙まで奪われちゃうんだけど、
最初から争いを避けてみんなに配ったら、今回は運悪く紙が破れちゃってたけど、
こんなふうに残るんだなぁ。
まぁ、これも、経験から得た学習でしょうかね。
実は何年か前には1本の枝宝木を奪い合いになり、
結局半分に折ってお互いに持ち帰ったことがあります。
そのときは、なんだかなぁ、幸せ半分になっちゃったような気もしたけど、
今年の枝宝木は、紙は半分になっちゃったけど、ダンナの欲のない人の良さを目の当たりにし、
なんかいいことあるかもなって、幸せな気持ちになりました。
本当はこの紙には、右から「午玉 西大寺 寶印」と書いてあるのでした。
そして、会陽が終わると、2週間ほど、あと祭りといって、出店や植木市が観音院に並びます。
これは1週間後、出店でGETした空気入りの剣を振り回して遊ぶ、kenと甥っ子のコウタ。
後ろに写ってる、プールみたいな水が貯まってるとこ。
本番の日は大人も子どもも裸でこの中に入って身を清めます。
会陽が終わると、備前平野に春が来る、、、昔からの言い伝えです。
ちなみに、この写真たて、ニトリで799円!!安いっしょ!!