ある日、kenが。
「なぁなぁ、お母さん。ワタリくんってな・・・・」
普通の小学生の家庭なら、ワタリといえば、フルーチポンチの亘かもしれないけど、
うちは違うの。
ワタリといえば風味堂なの。
で、kenの話の続き。
「ワタリくんってな、小学校のとき、外で楽譜見ようて、男のくせにピアノ習っとるって言われたんよな」と。
誰も知らない泣ける歌でやってた風味堂ワタリくんの子供の頃の話の再現VTRの話だ。
ワタリくんは、このとき、友達にバカにされてからピアノをやめてしまった。
なんで急にそんな話をするのかと思ったら。
「今日な、○○○(一緒の教室でピアノ習ってる男の子)が、『ピアノ習っとんじゃ』って言うたらな、
***がな『え~、男のくせにピアノ習っとんじゃ』って言うたんじゃ。
じゃからな、俺が『ピアノって、みんな習っとるよな。』ゆうて言うたんじゃ。」と。
まるで、習ってないことがおかしいようなことを言うたらしい^^
『男のくせに・・・』と、バカにしてた***君は「そ・そうなんじゃ・・・」と、
自分が習ってないことがちょっと恥ずかしくなったらしい。ごめんな~。
kenは我が家のモノサシが他のおうちと違うことに、まだ気づいてないらしい。
それこそ友達に『男のくせに・・・』ってバカにされないかなと心配してたけど、
これなら当分、大丈夫みたいで安心した。
「ピアノやめる?」って聞いたら、多分ふたつ返事で「やめる!!」って言うかなと思うんだけど、
この間はお稽古の終わる時間に迎えに行ったら、なぜだか涙を流しながらピアノを弾いてて、
先生に怒られたのかな~?と思ったら、
先生が「合格するまで弾くって言ってるんです」と。
「時間は大丈夫ですから納得いくまで弾かせてください」って言ってくれたので、
お言葉に甘えて、20分くらい延長してようやく合格しました。
硬筆も、たぶん「やめる?」って聞いたら「やめる!!」って言うと思うんだけど、
この間突然「俺、習字もやりたい」と。
いや、別に男の子だし、習字なんかできなくても硬筆できれいな字が身についたらいいし、
習字は後片付けが大変~なんて思ってたんだけど・・・
たぶん、これは一緒に通ってる3年生が全員習字をやってるから。
まぁ、動機はどうであれ、「やりたい」と言ったからには、やらせようと。
ガンバレ~~!!
墨で服、汚すなよ~~!!