毎年2月第3土曜日に西大寺観音院で行われる
「西大寺会陽」。
日本三大奇祭のひとつ。
今年は願掛けしたいことがあり、なんとkenも初参加。
深夜0時に2本の宝木が裸群のなかに投下されます。それが「本押し」。
夜の10時頃からは、街中に太鼓の音が鳴り響き、「地押し」といっていくつかのグループが「ワッショイ。ワッショイ。」の掛け声とともに、街中を走りそして境内を走り回ります。
「地押し」は願掛けしたい人がすると良い・・・というのをじつはワタシ今年初めて知りました。。。
今、実家の兄の子供が病気で入院しています。kenのイトコ、もうすぐ2歳の男の子。
それで、今年はそんなお祭り気分にもなれないし、行くのやめようかなとも思いながら結局行きました。
兄が願掛けの為に「地押し」だけ出るというので、急遽ダンナも一緒に出ることに。
そしてkenも・・・と思ったんだけど、kenは「イヤだ~!!さむい~!!」って情けないことを。。。
けど、そのイトコが家に居ないってこと、kenには淋しかったのです。
ワタシ「○○(イトコの名前)がいないと淋しいよね。」
ken 「ウン」
ワタシ「早く元気になって帰ってきて欲しいよね。」
ken 「ウン」
ワタシ「お母さんは女だから出たくても出れないの。だからkenがかわりに出てお祈りしてきてくれる?」
ken 「ウン!!」
って納得してくれました。
もちろん「本押し」はこんな小さい子供が入ったら間違いなくつぶされちゃうので「地押し」だけです。
急遽さらしと足袋を調達してこんなふうに締めてもらいました。
なんかkenがやってると、オムツしてるみたい(*^_^*)
あっ。この画像って問題ナイのかな?
ちなみに、大人はここで「ギャッ~~~!!」っていうくらい締め上げられます(笑)
kenは小さいのでダンナにかたぐるましてもらいました。
今年は比較的暖かい会陽でしたが・・・kenには寒かったと思います。
大人たちは隣の人と肩を組み走るので少しづつ暖まってきます。
水を掛けると熱気で湯気に変わるくらいです。
しかもお酒いっぱい飲んでるし・・・
肩の上のkenは一人ポツンと風を受け寒かったと思います。
でも見物している人たちからは「かわい~」と注目の的でした。
境内では「こりとり場」で水の中に入って体を清めます。
ここでも、もちろんかたぐるまだったけど、たくさん水をかぶったみたいで、あとで言ってました。
「冷たいお風呂みたいなところが一番寒かった~」って。
写真は翌日撮った「こりとり場」です。
突然決まったことだったけど、いやがっていたkenが納得してイトコのために出てくれたこと。
kenの母親として、そのイトコのオバちゃんとして、とってもうれしい出来事でした。
男たちの想いがちゃんと通じますように。
イトコ君。みんなの大事なタカラモノです。
1日も早く元気になって退院してね。