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いちばん大事なタカラモノ


EMTGライブレポ

「EMTG MUSIC」の池田スカオ和宏さんのファンモンライブレポ、転載させていただきました。
あの日のことが細かくよみがえります。
一人ひとりに向けて歌う心掛け。。。。。まさしく私も感じました。
池田さん、2DAYS参加されていたようなので、2日目も書いてくださるのかなぁ。
楽しみです!!

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最後まで”FUNKY MONKEY BABYSらしさ”が貫かれた、東京ドームファイナル2DAYSの初日をレポ!!【1日目】


 “変わらないなぁ...” それが「おまえ達との道 FINAL〜in 東京ドーム〜」の1日目を観終わった実感だった。
 どの曲も全力で歌を伝える姿勢。徹頭徹尾、全身全霊をかけて歌うさま。会場と心を一つにしたいという思い。一人ひとりに向けて歌う心掛け。マイナスの気持ちを自分たちの歌でプラスに変えたいとの願い。そして、ステージ上に自分達以外の演者を必要としないポリシー…。それは5万人という彼ら過去最大の単独ライヴであり、解散セミファイナルを迎えながらも、一番最初に彼らを観た時となんら変わっていなかった。
 その変わらなさに加え、色濃くなっていたものにも、この日は改めて気がついた。曲調やサウンドの幅は着実に広くなっていったし、歌を伝える表現方法や伝達手段も楽曲毎に深くなっていった。中でも目を見張ったのは、やはり歌を更に効果的に伝える演出類。音響は常に最適な環境を誇り、この日もドーム内隅々にまでダイレクトに一直線に届かせていたし、特殊効果やレーザー、ムービング等も最新鋭のデジタルとアナログならではを織り交ぜ、実に効果的に起用されていた。また、巨大なビジョンに映った映像の数々は、楽曲への感情移入や色々な物語と気持ちを重ね合わせるキッカケを作り、このファイナルに於いては、中盤にてフロートカーや気球も登場。それでメインステージの対面後ろまで移動し、それらが即席のサブステージに早変わりするなどのサプライズは、この日ならではであった。

 彼らにとってセミファイナルとなった、この解散ライヴは、歌中、様々な過去のライヴシーンやMCを去来させるものであった。
 1曲目は、「WE ARE FUNKY MONKEY BABYS」であった。ラストツアーのテーマでもあった同曲とフレーズが、いきなり5万人と3人の心を一つにしていく。
 やはり頭は会場を一体化させるナンバーのオンパレードだった。「アワービート」は、彼らの少年性あふれる茶目っ気たっぷりのエロな部分やおバカな部分を思い返させてくれたし、「ナツミ」では、彼らの<夏男っぷり>を思い出させてくれた。また、最初のMCで、「ライヴハウス東京ドームへ、ようこそ!」のファンキー加藤のMCに会場が沸いた瞬間は、まさに彼ら初の武道館ライヴの最初のMCと場面が重なった。

 序盤でも、過去の様々な彼らのライヴでの<お約束>に、会場も心を預けていく。中でも「恋の片道切符」では、エンディングでの加藤による、お決まりのセリフが、思いを強く持つことの強さと素晴らしさを後押ししてくれ、「告白」では、歌に合わせ、当時のMVがビジョンに流れ、5万人に甘酸っぱくて胸がキュンとなる、あの日、あの頃が呼び起されていく。

 またこの日は、各メンバーが、「個人的に好きな楽曲」と公言していた曲も多く歌われた。加藤が過去、「大好きな曲だ」と教えてくれた「もう君がいない」は、より感情が込められていたし、クラブミュージックがフェイバリットのモン吉やDJケミカルの面目躍如となった「空」は、エアリーでエレガントなハウスが心地良かった。逆に意外だったのは、中盤に「Lovin’ Life」が歌われたところ。これまでライヴのラストを飾ることが多かった同曲が真ん中に配されることで、5万人の大合唱と共に会場が幸せな気分に包まれていく。

 そして、彼らのクラブミュージックからの出自と溢れる躍動性、常に最新の音楽をキチンと融合させていたことに改めて気づいたのは、中盤の盛り上がりゾーンであった。5万人の一斉ジャンプが壮観だった「LIFE IS A PARTY」、前のめりなソカビートの上、常に彼らが持っていた、”俺達まだまだこんなもんじゃねぇぞ!”の気持ちが会場を鼓舞した「ガムシャラBOY」、ドラムンべースの重低音とレーザーパルスが会場を走り回る中、コール&レスポンスが更に会場を一つにし、みんなが一つになって踊った「メロディーライン」では、前ツアーのさいたまスーパーアリーナにて、同会場初となった、防音吸収剤がはがれるほどの盛り上がりを引き起こした現場がオーバーラップした。
 また、解散発表を前後してリリースされた「ありがとう」と「サヨナラじゃない」では、前者では、FMBの3人が、この曲を愛しいBABYSのためだけに色々なことを思い起こしながら書いたと話してくれたエピソードを想い出し、後者では、「FUNKY MONKEY BABYSとBABYSにサヨナラはないから」とラストツアーの各地で力強く約束をした場面場面が、会場のBABYSたちの涙と共に蘇ってきた。

 本編ラスト3曲は、会場に勇気と活力、明日からも逞しく踏み出していけそうなナンバーが連発された。初期から「いつか栄光のゴールへ 君が迷わないように ずっと支えたい」と放っていた歌中のメッセージが、気づけば果たされていた「ALWAYS」、「ちっぽけな勇気」での、その手の中の幸せが逃げないように、ぎゅっと握ったコブシを天に掲げる光景も、この日が見納めだと思うと感慨深い。また、「悲しみなんて笑い飛ばせ」では、会場中が、お約束のタオルを大旋回。その壮観さの中、不可能なんてないことを、この日も本気で信じさせてくれた。

 アンコールも印象深い場面が数々現れた。初心をもう一度思い出すようにデビュー曲「そのまんま東へ」も歌われたが、やはりラスト曲の定番とも言える「西日と影法師」が突出して感動的であった。「これからも歌はずっと残るから、それらを胸に明日からも少しづつ成長していく自分を誇らしく思いながら生きて欲しい」とのメッセージがヒシヒシと伝わってきた同曲。ライヴ前より確実に、強く、逞しくなっていた自分と再び出会うことが出来た瞬間であった。

 ラストのMCで3人は、それぞれこんな言葉で、10年間の自身の活動を締めてくれた。
「やっぱりお客さんがいないと、気持ちを込めて歌うことが出来ないね。色々と学ぶことの多かった、この10年でした。おかげさまで、たくさんの素晴らしい景色が見れました。これからも音楽は続けていきます」(モン吉)
「縁を大切に歩んできたら、気づけばこんなに大きな会場でライヴが出来ていました。みなさんの記憶の中でずっと残り続けていたら嬉しいです。これからもFUNKY MONKEY BABYSの曲を聴き続けて下さい。10年間ありがとう!」(DJケミカル)
「BABYSの笑顔に導かれて、ここまで来れました。FUNKY MONKEY BABYSと過ごした日々は、楽しかったですか? みなさんの人生のお役に立つことは出来ましたか? みなさんながいたから、迷わずにここまでくることが出来ました。10年間、本当にありがとうございました」(ファンキー加藤)
 この際の彼らに寄せられた感謝の気持ちの込もった無数の拍手と歓声や声援は、長く止むことがなかった。

 常に自分たちの信念や役割、そして聴き手とのかかわりやつながり、信頼関係をブラさずに、伝え、歌い、放ってきたFUNKY MONKEY BABYS。その実直で真摯な思いが、人から人へとつながり、人が人を呼び、この日の大舞台の光景につながっていたことを実感した一夜だった。これからも彼らの残していった歌は、その勇姿と共に、変わらず聴き継がれ、歌い継がれていくことだろう。そう、その時々の歌に込められた思いに、聴いた人の思いを重ねながら。

【取材・文 池田スカオ和宏】
by kenmamaM | 2013-06-18 09:51 | FUNKY MONKEY BABYS

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