8月30日(月)
沖縄旅行記の前に、ちょっと今日の出来事。
ことの始めは・・・夏休みに見たテレビ番組。
愛媛県に住む三姉弟が、三人だけでバスや電車や飛行機を乗り継いで、
茨城の知人を訪ねる。という話。
これを見てワタシが「kenもやってみる?」って聞いてみたら、
「どこに行くん?」ってことで、
「じゃあ、お母さんのお店は?」
「うん。行く!!」
ダンナもワタシも
「えーーーーーー!!マジで???」
まさか「行く」って言うとは思わなかった。
今までは家の近くに店がないので「はじめてのおつかい」的なことですらやったことなかったのに。
そこから、いろんな交通手段を考える。
ワタシの会社に来るには岡山駅からバスに乗ると、店のまん前に停まる。
でも、電車で岡山駅に着いて、路線バスに乗るのは、大人でもけっこう大変。
ダンナの猛反対にあい却下。
まぁ、初めてのことなんで、なるべく乗り継ぎの少ない電車の便を選び、
最後は最寄り駅まで車で迎えに行くことに。
というわけで、ワタシが家を出た2時間後くらいに一人で家を出て鍵をかけ、
バス停まで徒歩で約15分。
倉敷駅行きのバスに乗り約20分、倉敷から電車で約40分。
乗り継ぎの時間をじゅうぶんに取ったので、家を出てから約2時間の一人旅。
バス停までは毎日のように通ってる道だから大丈夫。
ただ、kenが路線バスに乗ったのは、まだモノゴコロがつく前頃に2回ほどだけ。
大きな停留所じゃないから、来たバスに乗れば間違いなく駅に着く。
バスには後ろから乗って、整理券を取って、降りるときは前から。
整理券とお金を運転手さんの横の箱に入れることを教えて。
ここからが問題。
倉敷駅でバスが停まる場合、終点なんだけど、停まる可能性のある場所が2カ所あること。
バス会社に電話して聞いても、その時によってどっちに停まるか分からないって。
だからその2カ所、バスには乗ったことがないけど、駅には何回か行ったことがあるので、
地図に書いて説明。
電車に乗ったことは何回かあるし、7月にもマスカットスタジアムに野球を見に行くのに乗ったばかり。
ただ、そのときは、こんな一人旅をするとは思ってもなかったので、いちいち切符の買い方とか、ホームとか、kenには教えてなかった。
でも、沖縄最終日に那覇でゆいレールに乗ったのでその時に切符の買い方を教えた。
ホームは事前に駅に電話で聞いて確認。
電車さえ間違えずに乗れれば、大丈夫。
たぶん乗ってる間は緊張して居眠りなんてできないだろうから、乗り過ごすことはないはず。
バス・電車の時間や料金や、地図や必要なことは、この間の沖縄旅行で
飛行機の中でもらったメモ帳に細かく書いて。
いちお、お守り代わりにワタシの携帯を持たせて、会社の電話番号をすぐ出せるようにしておいた。
でも、分からないことがあったら、人に聞くこと。
もしどうしても、決めてたバスや電車に乗れなかったときだけお母さんの会社に電話しておいでと。
ダンナが心配して、「大丈夫か?」ってかけちゃいそうなんで、
くれぐれもかけないように釘をさしておく。
ワタシはというと、仕事しながら、時計ばっかり見て、
もう家を出たかなとか、バスに乗ったかな、駅についた頃かな、切符は買えたかなとソワソワ。
電車の出る時間を過ぎて、電話がなかったから、もう大丈夫かなとちょっと安心。
駅には、ワタシの母(ばあちゃん)も「kenちゃんの勇姿見たい。」と着いてきた。
小さな駅なので改札の外で待ってたら、電車から降りてくるkenが見えた!!
後ろのほうをポツポツと。
改札出てくるのも最後のほう。出てきたーーー!!
そして、この後、ワタシの顔を見て、ニッコリ笑ってくれました。
ばあちゃんと2人で思いっきり頭をグリグリして、さらにハグハグして褒めてやったら、急に照れてたけど。
このあと、kenのいとこを学童保育に迎えに行って、みんなでマックでお昼ごはん。
DS持っていって、ポケモンのソフトにマナフィGETできるんだって^^
それから、実家で夕方までイトコとあそんで。
無事に到着できたこともスゴイけど、人見知りで小心者のkenが「行く!!」って決めれたことが一番スゴイ。
なんだか今日1日でひとまわりたくましくなったような気がします。
実は昨日ちょっと「頭が痛い」と言ってたので、
「もしも明日一人で行ってる途中で頭が痛くなったら困るから、行くのやめとく?」って、
逃げ道も用意してみたけど、「行く!!」って。
こうして夏休み最後の日の大冒険は終わりました。
昔は2学期の始業式といえば9月1日だったけど、2学期制になってからは
倉敷市内の学校も8月30日とか31日から学校が始まります。
で、始業式とかないので、夏休みの宿題を提出したら、あとは算数とか国語の授業が普通にあって、給食も食べて帰ってくる、普通の1日が始まるんです。
8月31日といえば、夜中に宿題のポスターとか書いてた悲しい思い出しかないワタシ(笑)